2006.09.23 台北旅行記 3日目その2

大嬸婆
内灣は大嬸婆のいる町である。
この町は漫画家であり発明家でもある劉興欽の故郷であり、彼の生み出したキャラクターで町おこしをしているらしい。
サスケくんの説明によると石森章太郎みたいな漫画家ということだが、どちらかというと絵柄と話を聞く限りは性別こそ違うが長谷川町子っぽい感じがする。
きっとサザエさんのように台湾の皆さんには大嬸婆は愛されているのだろう。

でも大嬸婆ってどんな感じ? って聞いたら「佐賀のがばいばあちゃんみたいな」とのこと。いやさらっと佐賀のがばいばあちゃんっていわれると驚くのだけれど。

大嬸婆のかぶりものだってあるのだ。
そしてかぶりものをかぶるとどうしても変身ポーズをとってしまう人間だっているのだ。


気合をいれてレトロでしょうって言われるより、普通のプロパンガス屋さんが素敵な内灣。
不死鳥さんが2年前に来た時にはもっとお店が少なかったらしい。レトロと劉興欽先生のキャラで一気に観光地化したのであろうが、もう少し鄙びた感じの方が確かにぐっとくるのだなぁ。

名物だという香椿醬を買っていただいたら、お店のおじさんが日本から来たんだったらとおまけをつけてくださったり、あんなに食べたというのに川魚のフライを食べたり(魚の写真というより葉っぱの写真しか写っていないのは不覚)、そしてそれがとっても美味しかったり。

さらに磁石の力で2つを上に放り投げると不思議な音を立てる「魔力石彈珠」なるものを見たり。
そしてそれを嬉しそうに購入している不死鳥さんとサスケくんだったり。
「ねぇねぇ、これって響鬼さんのそでぐりあたりの装飾に似てるね」などといっているのはお約束であろう。
このおもちゃにしばらく夢中のOVER THIRTY、そんな君たちが大好きだ。


内灣站

内灣站にもいる大嬸婆。団体客も記念撮影しているぞ。
ちっちゃくてとてもいい感じの駅であったなぁ。

駅を後にしてぶらぶらしていると、警笛の音が聞こえたのでそちらを見やると丁度列車が到着していた(この写真はサスケくん提供)。


内灣は風光明媚なところである。
そして釣り橋もある。下の河原では焼肉をしている人もいる。
時間がゆっくり流れていて、とってものどかである。

「中秋節って台湾では烤肉をするよね? あれって何で?」
「うーん、僕らの小さいときはしてなかったですねぇ」
でも皆で集まって焼肉するのは楽しいからOKなんだろうなぁ。


ちょっと高台にそこだけ清里風のオシャレスポットが。
……あの、店の名前が変なんだけれども。
櫻木花道、晴子の舗、流川風、三井。
以上のものから連想されるものを述べなさい。

……ス、スラムダンク?
何故内灣でスラムダンク? いや人気があるのはわかる、わかるんだけど、でも何故に?
流川楓ならぬ流川風というのがこれまたなぁ。大体この並びで三井であるならば、それは三井寿を意味するであろうと思わずにはいられないだろう?

ってスラダンにあんまり詳しくない私でも思うわけなのだが。


櫻木花道
せっかくなので花道で茶をしばく。
車中で陽明山で食べた川蝦がとっても美味しかったといったらば、何故かここでもおつまみは川蝦。
不死鳥さんとサスケくんは乳酸飲料、私は花道スペシャルっぽい名前のミルクティーである。

ここで不死鳥さんのメモリアルノートに何か一筆書いてといわれて、他に書いてらっしゃる方々がとてもアーティスティックなので泣きそうになりながら、もぞもぞと書かせていただく。


檳榔西施
内灣を堪能して、再び車は新竹へ。
途中檳榔売りのボックスを何度か見かけるが、えぇーっと露出度の高い若いお姉さんがいるわけで。
「おぉーっ!」と思わず反応してしまう。
やはり郊外に出ると派手になるって本当だったんだ。
「台北だとおばさんとかおじさんが売ってるじゃん!」と口走ると、何故か不死鳥さんとサスケくんに大受けされた。


元祖林魷魚羹

新竹城隍廟にはたくさんのお店が入っているのだが、その中に元祖林魷魚羹はある。
米粉ことビーフンと摃丸を食べるのである。
「汁ありと汁なしどっちがいいですか?」と問われて即座に「汁なし」と答える私は猫舌。
でも結果的に汁なしでよかった。ニンニクのきいたタレがかかって美味しいビーフンだったのだ。このタレどうやってつくるんだろう? うまー。
ちなみにきし麺のように幅広い麺はサスケくんの食べた板條。これも米の粉で出来ている。
プラスして摃丸湯。弾力があってプリプリしているぞ、すげー。
一番下は不死鳥さんが頼んだ魚介のとろみスープみたいなの。ちょっといただいた。美味しかった。

むふー、満足満足。


米粉美味しかったぁと幸せに浸っていたら、お土産にと米粉まで2人に買っていただいてしまった。
本当になんというかいろいろとありがとう。


阿忠冰店

もう絶対食えねぇといっていても、甘いものは別腹。新竹のパイナップル氷のお店に行くのである。
焼仙草をオーダーしたのはサスケくん。これも少し食べさせてもらったけど、ちょっと薬草っぽい味だけど、美味しかった。
で非常に地味な色合いであるが鳳梨冰がとっても美味しかったの。シンプルイズベスト。
サスケくんたちに「本当に何もトッピングがないのでいいの?」って聞かれたのだけれど、これベーシックなのが多分一番美味しいと思う。少なくとも日本人にはこのシンプルさがたまらなく美味しく思える。
甘酸っぱい絶妙のとってもパイナップルな氷だったのだ。幸せー。

ちなみに不死鳥さんはクリームチーズっぽいトッピングが乗った鳳梨冰を頼んでいて、そのトッピングを少し分けてくださったんだけど、それはそれで美味しかったことも付け加えておく。
それと何故か不死鳥さんはそれにプラスして焼仙草もオーダーしていて、がんばって一人で2つ食べろよーとサスケくんにはやされていたこともこっそり報告しておきたい。


沢山遊んで沢山食べたら、台北に戻るのであった。
一番何もしていない私が結構疲れてきたのだから、ずっと運転していたサスケくんはさぞかし疲れたんじゃないかと思う。
私の面倒を見てくれていた不死鳥さんも本当にお疲れ様。

いろんなお話を筆談を交えてする。漢字が書けなくてもどかしい思いをしたり、私の中文よりも不死鳥さんの日本文の方がよっぽどちゃんとしていて尊敬してみたり。

とっても楽しい時間を過ごした。
さらにものすごい量のお土産をいただいてしまい、恐縮することしきり。

今度日本に来るときはちゃんと私にいろいろとアテンドさせてくださいな。そして一緒にカラオケにも行くのだ、約束だよ!
ていうか、このご恩をいつか返せる日が来るのだろうか? 台湾の心優しき朋友たち、いつも本当にありがとう。

ちなみにあれだけ食べたのに、テレビを見ながらゴロゴロしていたら少し小腹がすいたので、魯肉飯の残りを食べてしまったのは秘密だ。
あれだけちゃんと温めるようにいわれたのに、冷えたご飯も美味しくいただける日本人なもので、つい。
とっても美味しかったのであった。ごちそうさまでした。